イフ城へ行く方法はひとつ、海路だけです。うれしいことに、渡航は短く、シーズン中は本数も多く、手配も簡単。ただし天候が問題で、島の船着き場は吹きさらしのため、ミストラルが強く吹くと誰も上陸できません。
要点
- 出発地:マルセイユ旧港のフラテルニテ岸壁(港の奥、鏡張りの大屋根の横)。
- 運航会社:メトロポールが運営する公共シャトル船。La Métropole le Bateau という名称ですが、旧名の Frioul If Express でも広く知られています。
- 所要時間:イフ島まで約20分、フリウル諸島への直行便は約30分。
- チケット:イフ島往復、フリウル往復、または両島の共通券。要塞の入場券は別です。
- 天候:強風や高波の日はイフ島行きが欠航します。当日の朝に確認を。
旧港からのシャトル船
シャトル船はフラテルニテ岸壁——旧港の東端で、ベルジュ岸壁とも呼ばれます——から出ます。メトロ Vieux-Port 駅やノーマン・フォスターの鏡張りの大屋根から数歩の場所で、切符売り場は岸壁にあります。船は通年運航で、冬より夏のほうが本数が多く、イフ島に寄ってからフリウルへ向かう便と、フリウルの港へ直行する便があります。
料金は手頃ですが変わります。ここ数シーズンでは、1島往復で約11〜12ユーロ、イフ+フリウル共通券はその数ユーロ増しでした。子ども料金があります。出発前に運航会社のサイトか窓口で最新の料金と時刻表——特に夏は夕方、冬はもっと早いイフ島からの最終便の時刻——を確認してください。

要塞の入場料
船の切符にイフ城そのものは含まれません。入場料は島で払う(または事前予約する)もので、近年は大人約7ユーロ、18歳未満と18〜25歳のEU在住者は、フランス国立モニュメントセンターの全国規定により無料です。開館時間は冬より夏のほうが長く、一部の祝日は休館です。
シャトル船の代わりにボートツアー
すべて手配済みがよければ、城の入場券付きボートツアーを販売している会社がいくつかあります。さらに多いのは、島の周りを巡ってからフリウルの入り江で泳ぐクルーズですが、これは上陸しません。各商品をよく読んでください。おすすめは下記のとおりです。
| 方法 | 内容 | イフ島に上陸? | こんな人に |
|---|---|---|---|
| 公共シャトル船+入場券 | 旧港からの往復、入場券は別購入 | はい | 個人旅行者、最安 |
| イフ+フリウル共通シャトル | 午前にイフ、午後にフリウル、1枚の切符で | はい | 島で丸1日過ごす |
| 城の入場券付きの船 | 船と要塞の入場券を一度に予約 | はい | 手軽さ重視 |
| フリウル海水浴クルーズ | イフ島を周回し、フリウルの入り江に停泊 | いいえ | 夏、家族、泳ぎたい人 |
| サンセットクルーズ | 夕方にイフ島の前を航行、ディナー付きが多い | いいえ | 特別な夜に |
入場券付きボート送迎 〜 €58 マルセイユ:イフ島への優先ボート+イフ城入場券
すべてお任せで実際にイフ城の中に入る、最も簡単な方法。マルセイユで運営会社のスタッフと合流し、船で島へ渡り、独房・中庭・城壁を自由に見学してから戻ります。イフ島へのすべての便と同様、運航は海の状態と風次第です。
- 島への往復ボート
- イフ城の入場券込み
- 要塞内は自由見学
入場券 〜 €13 イフ城 入場券
要塞そのものへの入場券。テラスに上ってマルセイユを振り返り、エドモン・ダンテスとファリア神父の物語で有名になった独房を巡ります。船は含まれないので、旧港からの渡航は別途手配してください。
- 自分のペースで見学
- 湾を見渡す城壁
- 『モンテ・クリスト伯』ゆかりの独房
少人数ボートツアー 〜 €59 マルセイユ:フリウル諸島とイフ城へのボートツアー(海水浴付き)
このページで最も口コミの多いボートツアー。MuCEM付近を出発し、イフ城の周りを巡ってからフリウル諸島の手つかずの入り江に沿って進み、途中で『モンテ・クリスト伯』の物語を聞きながら、泳いだりシュノーケリングしたりします。要塞の周りを回るだけで上陸はしないので、城内を見学したい場合は入場券を別途予約してください。
- 海上から間近に見るイフ城
- フリウル諸島のエメラルドの入り江で海水浴
- マスクとシュノーケル付き・最大11名
観光クルーズ 〜 €62 マルセイユ通年ツアー:屋根付きカタマランで巡る歴史遺産クルーズ
屋根付きの電動カタマランで、旧港、フリウル諸島、イフ城の間を巡る2時間の文化クルーズ。通年運航を前提にしており、涼しい季節の数少ない選択肢のひとつです。執筆時点では新商品で、まだ口コミはありません。
- 屋根付きデッキの電動カタマラン
- 旧港・フリウル・イフ城を海上から
- 冬も夏も運航
ミストラル:唯一、計画に組み込むべき要素
ミストラルは、ローヌ渓谷を吹き下ろしてリオン湾へ抜ける冷たく乾いた北西風です。抜けるような青空をもたらす一方、短く急な波を立て、イフ城への着岸を不可能にします。一年中吹く可能性がありますが、冬と春に多く、一度吹き始めると数日続くことがよくあります。
- 訪問当日の朝に確認を。運航会社は欠航を窓口とオンラインで発表します。
- フリウルは運航することも。フリウルの港は風を避けやすいため、イフ島が閉鎖でもフリウル行きは出ることがあります。
- 予備日を確保。島へは滞在の初めに行き、再挑戦できるようにしましょう。
- 代わりのプランを。MuCEMとサン・ジャン要塞、そして島を正面に望むノートルダム・ド・ラ・ガルドがおすすめです。

マルセイユへの行き方
鉄道で
マルセイユ・サン・シャルル駅は、パリ(最速のTGVで約3時間15分)、リヨン、フランス各地からの高速鉄道の終点で、一部の路線には国際列車もあります。サン・シャルル駅からはメトロ1号線で2駅のVieux-Portへ、またはカヌビエール通りを下って徒歩約20分。
飛行機で
マルセイユ・プロヴァンス空港(MRS)は市の北西約25kmのマリニャーヌにあり、ヨーロッパ各地や北アフリカなどへの便があります。空港バスでターミナルからサン・シャルル駅まで交通状況により約30分。タクシーはかなり高くつきます。無料シャトルで空港とつながる鉄道駅(Vitrolles Aéroport Marseille Provence)もあります。
車またはフェリーで
高速道路でエクス、リヨン、ニースからマルセイユへ行けますが、中心部の交通と駐車は大変です。車は駐車場に置き、公共交通機関を使いましょう。コルシカ、サルデーニャ、北アフリカからのフェリーはジョリエット近くの港に着きます。
マルセイユ市内の移動
RTMのメトロ(2路線)、トラム、バスで、このガイドの場所すべてに行けます。バス60番はノートルダム・ド・ラ・ガルドへ上り、バス83番はコルニッシュ沿いを走ります。旧港そのものを小さな市営の渡し船が横切ります。旧港とパニエ地区は歩いて巡るのが一番です。
